受験資格がわかりずらい
私は大学卒業後機械の設計をしていましたが、35年前に三級自動車整備士の資格を取得できる工業高校の教員に転職しました。
工学部機械工学科卒業で高校工業の教員免許は持っていましたが、整備士の資格は持っていませんでした。
転職する前に整備士の資格を取るためにはどのようにしたら良いのか調べました。
しかし、当時はインターネットがなく、書店で本を探しても受験資格について十分な解説がされているものがなく苦労した経験があります。
さらに、整備士の資格が必要な法的根拠もわからない状況でした。
当ホームページをご覧になっている方の中にもそれらの情報が知りたくて訪れた方もいることでしょう。
国土交通省、自動車整備振興会は自動車整備士になる人の数が激減していることを危惧して広報活動をしているが、正直わかりずらいです。整備業界で働く人には法的な解釈も当たり前のことですが、外部の人間にはとてもわかりづらいです。
このホームページでは、それをわかりやすく解説します。
自動車整備士の受験資格
自動車整備士の試験を受けるための受験資格があります。
大きく2種類に分かれます。
1.実務経験をもとに受験資格を得る。
2.一種養成施設といいますが、自動車整備士を養成する専門学校や高等学校を卒業して受験資格を得る。
2.の学校へ通った方は、受験資格について理解をしていると思います。
ここでは、1.の実務経験をもとに受験資格を得る方法を説明します。
3級整備士の受験資格
・整備作業に関する実務経験が1年以上の者
・高校、大学等で機械関係の学科を卒業し、整備作業に関する実務経験が6ヶ月以上の者
2級整備士の受験資格
・3級整備士合格後、整備作業に関する実務経験が3年以上の者
・大学で機械関係の学科を卒業し、整備作業に関する実務経験が1年6ヶ月以上の者
1級整備士の受験資格
・2級整備士合格後、整備作業に関する実務経験が3年以上の者
詳細は
国土交通省のホームページに掲載されています。
(2020/10/25)
学科試験に合格するには
過去問だけ勉強しても合格は難しいです。
理由は、過去問のみを完璧に解けるようにしていても、正解率は70%くらいです。
合格基準は二級と三級は70% 、一級は80%です。
二級と三級は既出問題が多く新作問題数が少なければ合格できる可能性もありますが、しかし、一級はほとんど合格できません。
つまり、日本自動車整備振興会連合会より発刊されているテキストをしっかり理解していなければ博打のようなもので、新作問題数の多少により合否が分かれてしまいます。
自動車整備専門学校に通い試験勉強ばかりしているのであれば、テキスト全般の内容を理解でき合格の可能性は大きいですが、仕事をしながら勉強時間を確保して独学で試験に臨む方には合格が難しくなってしまいます。